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【初心】鹿児島市芸術家派遣プロジェクト喜入小ドラムサークル


・2022年11月8日(火)09:45~12:25

・鹿児島市立喜入小学校体育館にて

・参加者:3年生・2年生・1年生各約40人づつ計約120名

・ファシリテーターチーム:もりぶー・きゃおりー・トゥール

・ご依頼:認定NPO法人かごしまアートネットワーク様


 鹿児島市街地と指宿市との中間、錦江湾沿いを南下し車で約45分の喜入小学校。各学年40名前後の中規模校です。

 ご依頼を請けて学校側と打合せ、決めた仕様は、1年生~3年生までの各学年別1セッション45分の3回セッションによるドラムサークルワークショップ。

 感染防止ガイドラインにより、各回の入れ替え10~15分で全楽器とイスを消毒しなくてはならず、もりぶー・きゃおりー・トゥールのトリプレットチームで臨みました。

 スタートは3年生から。短時間で振れ幅の大きい変化を体験してもらおうと、スタッフによるベースドラムでのパルスキープはしないことに。なのでベースにどんな子が座るかわからないし、どんなスタートになるか?はたして一定のテンポが出るのか?まったくの仕込みなしのかなり難易度の高いスターティングファシリテーションを担当したのはセンターイン経験半年のきゃおりー。

 先生の無用な介入が入らないよう、あらかじめお願いしてあったので、子どもたちは「え?」「たたいていいの?」な不思議な感覚のまま、ガチャガチャと・・・ファシリテーターきゃおりーが、ベースドラムに座った女子にボディランゲージでパルスドラミングを促しても「・・・・・?」。。でもアキラメズに自分の身体でパルスを示しつづけていると、まわりの子どもたちがそのテンポに同調化して叩きはじめたので救われたきゃおりー。カット&アクセントへの反応も上々。後は引き継いだもりぶーが、きゃおりーのつくってくれた全体化から分散、属性認識、個の尊重とコミュニティアメーバを変化させながら成長させ大団円。戸惑いから共感への変化の振れ幅を3学年で一番大きく感じてくれたようでした。


 次の2年生。3年生同様スタッフベース無しのムズイスターティングファシリテーションを担当したのはセンターイン経験まだ日の浅いトゥール。今度はベースドラムの男子がトゥールのボディランゲージに比較的早く反応してくれて・・・・いやいやすぐに自分たちでランブルへ。そこからすぐにカットtoグルーブへもっていったトゥール判断はグッジョブ!後を引き継いだもりぶーは、トゥールが導いてくれた成功体験を活かしながらも、高揚感がやたら高い集団だったので、無音の静寂を強調、しっかり言葉でシンプルに「よく見る・よく聴く・よく感じる」を繰り返し伝えたことから、3年生とは一転、静寂と高揚の振れ幅が一番大きかったセッションとなりました。



 最後の1年生は、一番ハイスキルを要するセッションと判断したので、最初からもりぶーがファシリテーション。やはり他学年に比して最低学年ながら(だから)自主性と自由度が一番高く、アテンション(注意力)をセンターにあつめ、One for All, and All for One な自己判断をどう促すかが重要なポイントに。途中、子どもたちの集中力が切れ、久しぶりにもりぶーも心が折れそうになるファイヤーな事態を体験。でも、アキラメズに子どもたちの可能性を信じ、根氣強くコンタクトとりつづければ変るんです!そこに統制と解放の差異を感じさせ、自分たちの力だけで統制をつくりあげ解放されるよろこびをほんの少し感じてもらえたかな、と思います。



 小学校でのドラムサークルは、ドラムサークルファシリテーションを学ぶ種がいーっぱい詰まった学びの楽園です。もりぶーがドラムサークルファシリテーションを学びたてのころ、恩師の一人「現代ドラムサークルの父」アーサー・ハル氏に言われました。「まりぶー、たくさん現場経験を積むため、キミが住む地域の小学校でボランティアドラムサークルさせてもらいなさい。」そして、もりぶーは、リズムハート創業前の1年間、毎月子どもたちをあつめて練習させてもらいました。

 そんな頃の初心を思い出させてくれたドラムサークルとなりました。

 ありがとうございます!


 リズムコミュケーターもりぶーは、全国のドラムサークルによる人づくり街づくり、そして組織づくりを支援します。


筆者:リズムコミュニケーター 森田孝一郎(もりぶー)


ドラムサークルファシリテーター、ドラム&リズム感コーチ、リズムdeワンチームビジネスコーチ、ニコリハリズムヘッドトレーナー、リズム講演セミナー講師、リズムイベントプロデューサー、ジャズドラマー


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