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執筆者の写真孝一郎 森田

【リズムと健康】そして実践

更新日:2022年9月4日

【起業】

 私(もりぶー)は、17年前の38歳の時、リズムを志事にしようと決意、40歳になる年の春に会社を辞め、リズムハートを起業しました。

 そこで音楽のリズムはもちろん、リズムが起因する事象をとことん研究すればするほど、リズムと社会、リズムと健康のつながりは深く、前者は20代30代で関わったビジネスの世界に、後者は全く未知の医療・福祉の世界に拡がっていました。


【意図と覚悟】

リズムの仕事を、志事として遂行、成立させるには、そのスキルとマインドを磨き商品化し、マーケティング&セールスを通じてクライエント様と信頼関係を築きながらゴーイングコンサーン(事業継続)していくわけですが、20代を建設業で現場監督を、30代をICTベンチャーでビジネスマンとしてはたらいた経験から、リズムの価値をビジネス推進に活か


したい、という起業意図がありました。

 しかし、リズム活動を法人の付加価値として最初に導入かつ長いお付き合いをさせていただくことになったのは、医療・福祉分野、すなわちその法人を利用する患者さんや利用者様たちの、「リズムによる健康の維持と促進」を目的としたお取引でした。それは私にとってまったくの未知なる異業種、それでもやるしかない!っと覚悟を決めました。


【リズムの現場】


 その医療・福祉系のリズムセッションの対象となったのは、精神科医院における作業療法プログラムを受ける患者さんたち(主に統合失調症グループと認知症グループ)と、知的障がい者施設の利用者さんたち、そしてデイサービスでのレクリエーションを楽しむ高齢者様たちでした。それらの現場がなぜ最初にかつながく「リズム」の価値に着目されたのでしょうか?それは、今思うに対象者様方の「純真さ」によるものかと。医療・福祉につづいてリズムに着眼する教育系の対象である子どもたちとも共通します。


【対象者を観察】

 そんな

医療・福祉系の現場は命をあずかる現場。ご存知のようにその専門知識は幅広く深く、音楽と建築とICTの一部しか身につけていない私は、最初の現場に就く時、恐怖におののきました。精神科では奇声わめき暴れ、陰部を露出、無反応などあらゆるスーパーカオスの中で、根気強くスローテンポをキープ、癒しのリズムを出しつづけました。知的障がい者施設では、無秩序を否定せず、それでイイんだヨ、OK!OK!を出しつづけました。高齢者施設では、人生の大先輩方の「今」に寄り添い、その大いなる生活年輪に尊崇の念で一緒におはら節をうたいたたきおどりつづけました。その私のリズム現場における姿勢、根底にあったのは「観察」でした。対象者様をしっかり観ることで、その有り様とその変化に答を探しつづけたのです。


【対象者の変化>自信】

 あきらめず、根気強く、対象者様の変化する可能性を信じつづけて現場に通い続けるうち変化はあらわれてきました。

 患者さんや利用者さんたちが、私の動きや音に反応するようになり、テンポが整い、リズムが多様性と異質性を受け容れはじめ・・・・笑うようになっていったのです(^^♪♥

 その変化を現場の職員さん方ともミーティングや報告書で共有し、対象者様方、職員の皆様(クライエント法人様)、そして弊社リズムハートの三者一緒に前にすすんでいる!って実感した時、この志事に自信が持てるようになりました。


【リズムで健康であること】

 WHO憲章によると「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱 の存在しないことではない。」とあります。

 この中で、私が専門とする「リズム」が関われるサポートできる分野は、全てであろうと漠然と思います。

 論文ベースでは・・・・


 週90分のドラム演奏は自閉症の子どもの多動性や注意欠如を改善する 最新研究結果

 原文


【リズムで健康を実践】

 病院や施設でではなく、巷の皆さんが実践できるリズム健康教室を、2か月に一度開催しています。リズムの専門家もりぶーと医療専門家AYAによる健康コラボニコリハリズム~♪

 7/1(金)10:00受付10:30~11:30@サンエールかごしまにて。

 

イベント詳細と参加申込はコチラから~



リズムコミュニケーター

 森田孝一郎(もりぶー)

ドラムサークルファシリテーター、ドラム&リズム感コーチ、リズムdeワンチームビジネスコーチ、ニコリハリズムヘッドトレーナー、リズム講演セミナー講師、リズムイベントプロデューサー、ジャズドラマー


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